犯罪・刑事事件の解決事例

借金総額が1億1000万円ほどあったが破産管財予納金を20万円に抑えたうえで破産した印刷会社のケース

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秦 真太郎 弁護士が解決
所属事務所雨宮眞也法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

60代 男性

相談前の状況

債務総額:1億1000万円ほど債権者数:25社ほど※代表者個人も会社債務の保証が主だったので、ほぼ同様業態:印刷会社業績がいい時には売り上げが1億を超えるときもあったのですが、ここ7年ほどは、印刷業界全体が非常に不景気になってしまい、我々のような孫請業者には仕事が回ってこなくなってしまいました。何とか単価を下げて仕事をもらったり、これまでの印刷物とは別の顧客開拓にも努めたのですが、上手くいかず、このまま仕事を続けていても赤字経営が続いていくという状況になってしまいました。今従業員を9名ほど雇って印刷の仕事をしているのですが、資金繰りが苦しく、早めに仕事を打ち切らなければ手元の資金もほとんどなくなってしまうような状況です。とは言いましても、従業員にどのように説明すればいいのかもわかりませんし、得意先さんや仕入れ先さんへの説明もどうすればいいのか分かりません。どのように手続きを進めればよいのかなども分かりませんので、トラブルなどもなく手続きを進めてもらえればと思いますので、よろしくお願いします。

解決への流れ

当社の決算の内容、今後の業績見込みなどをご説明したところ、会社と代表者個人両方とも破産手続きを取ってしまった方が苦労が少ないだろうとのアドバイスをもらいました。我々もあまり知識はないながらも破産しかないかなと思っていたのですが、専門家の方からもそのようにアドバイスを受けましたので、仕方がないものと認識したうえで手続きを選択できたと思っています。会社の経営が苦しくなってからは、なるべく資金繰りの問題などからは目を背けてきましたので、その結果、そのツケが大きくなってしまったのですが、秦弁護士からしっかりと言われたことで目を背けずに向き合うことが出来ました。当社の決算は税理士に任せっきりでしたので、我々ではほとんど内容が分かりませんでした。他方で、その税理士さんとは契約を打ち切らざるを得ませんでしたので、その税理士さんから詳しい事情を尋ねることもできず、破産申請書類の作成に非常に苦労しました。秦弁護士からの質問にもなかなか的確にお答えできずかなりご迷惑をおかけしたと思います。また、そのことで破産の申請までに時間がかかってしまい、債権者の方々にもずいぶんご迷惑をおかけしたと思います。従業員の解雇や、仕入れ業者、納入業者への説明方法などきめ細かくフォローしていただき、安心して手続きを進めていくことが出来ました。借金の総額が多額でしたので、裁判所に納める金額を20万円に抑えることが出来るかが悩みどころだったのですが、事前に秦弁護士と要調査項目を絞り込み、裁判所からの疑問点などにもしっかり回答できるよう準備したこともあって、費用を20万円に抑えることに成功しました。工場の処理の関係では破産管財人にも迷惑をかけましたが無事に破産の手続きが完了して安心しています。

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秦 真太郎 弁護士からのコメント

今回のケースでは、債務総額が1億円を超えていましたので、裁判所に納める破産管財予納金を20万円におさめることが出来るのかが、一つの大きな問題でした。もちろん、ご依頼者様は資金繰りに窮していましたので、その負担は極力少ない方が良いという状況でした。今回は、債権者数自体はそれほど多数でもないということもありまして、破産管財予納金は20万円に抑えることに成功しました。なお、このケースでは、破産申請までにもかなり苦労をしました。ご依頼者様が税理士に丸投げしていた関係で会計帳簿の意味が分からないという個所が多数ありましたので、その追及に時間を要してしまいました。担当税理士さんも最後の方の税理士報酬をもらえなかったということもあって非協力的でしたので、苦労しましたが、丁寧に整理して破産申請に臨みました。破産申請後も破産管財人からの問い合わせ等もあり、いろいろと苦労もありましたが、無事に破産手続きを終了させることが出来てよかったと思います。