犯罪・刑事事件の解決事例

【法テラス利用】全額パチスロ借金でも免責が認められた破産のケース

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秦 真太郎 弁護士が解決
所属事務所雨宮眞也法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

総債務額:400万円ほど債権者数:6社業態:無職(元土木工事業者)今はもうしていないのですが、2年ほど前までパチスロにのめりこんでしまい、その借金が400万円ほどあります。パチスロを始めたきっかけは、土木の仕事が暇なときに同僚がしていたので、一緒にパチンコ屋に行ったのがきっかけです。最初のうちは給料の中からパチンコをしていたので良かったのですが、段々とのめりこんでしまい、給料のほとんどをパチンコに使ってしまうようになってしまいました。これでは、家賃などが払えませんので、お金を限度額いっぱいまで借りて、家賃を支払い、残りはパチンコにまた使ってという生活を繰り返していました。パチンコは結局トータルでは損ばかりなのですが、たまに当たりが出てプラスになることもありますから、パチンコで儲けて生活の足しにしたいという気持ちも出てきてしまい止められませんでした。私が仕事をできているときは、何とか借金の返済もできていたのですが、腰を壊してしまって仕事が出来なくなり、借金の返済も出来なくなってしまいました。この時にもうパチンコはやめておけばよかったのですが、一発逆転で儲けて借金を返そうとしてしまい、結局、借金が増えてしまうだけになってしまいました。その後は失業保険を受けたりして何とか生活はできているものの、借金の支払いを長期間滞納してしまいましたので、一部の業者から裁判を起こすと言われてしまっています。もうどうしようもなくなって相談に来ました。借金をしっかり整理したいと考えていますのでお力を貸してください。

解決への流れ

本当に業者からの電話や裁判を起こすという警告書ばかりで参っていたのですが、秦弁護士から通知を送ってもらったら、ピタッと電話などがやみましたので、それが一番安心しました。案の定、ギャンブルの借金が多いと、簡単に破産させてくれないんですね。何とか破産管財予納金20万円を親戚から借りて準備して、借金の問題をきれいに整理することが出来ました。私自身パチスロにのめりこんでいた時には、お金をどのようにやりくりしていたか正直よく覚えていなかったのですが、通帳の内容等から秦弁護士が丁寧に整理してくれて、記憶を思い出したうえで破産手続きに臨むことが出来ました。破産管財人の先生には、パチンコの葉書がたくさん届くと、説明を求められたりして、思い出す作業が大変でしたが、とりあえず納得してもらえたようでよかったです。破産管財人の先生には今後またパチスロに没頭しないよう強く注意を受けましたが、今はパチスロをするお金もありませんので、今後はパチスロをするつもりはありません。破産をして借金をきれいにすることが出来ましたので、今後はしっかりとした定職を探して生活を立て直したいと考えています。

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秦 真太郎 弁護士からのコメント

一口に破産手続きと言いましても、破産管財人が選任される少額管財手続きと、破産管財人を選任しない同時廃止手続きがあります。この両手続きにはいくつかの違いがあるのですが、一番大きな違いは、20万円を納める必要があるかどうかの違いです。少額管財手続きの場合には20万円を納める必要が出てくるのです。お金がないから破産手続きを申請するのに、そこでお金を取られるというのはおかしな話ですが、裁判所としては、しっかりと資産調査、免責調査を実施すべく、原則として少額管財手続きによるべきとしています。今回のようにパチスロというギャンブルでの借金が一定額に上る場合には、同時廃止手続きで手続きを進めることはできませんので、少額管財手続きを取る必要があります。ただ、今回のケースは、パチスロでの借金額が極めて高額というレベルではありませんでしたので、当初は破産管財人もパチスロの問題を重大視はしていませんでした。しかし、いざ破産手続きが始まると、破産管財人のもとに本人あて郵便物としてパチンコ店の葉書がたくさん来るものですから、どれくらいパチスロをやっていたのかということで報告書の提出を求められるなどの対応を迫られました。特に破産管財人からは、今もパチスロをやっているのではないかとかなり疑われましたが、直近の家計簿を提出するなどして説明し、納得してもらうことが出来ました。上記のような問題を除けば大きな問題もなく、免責にこぎつくことが出来ましたので、依頼者の人生の再スタートを切ることが出来たのではないかと思います。