この事例の依頼主
30代 男性
債務額:500万円※これとは別に住宅ローン残が数千万円あり業者数:10社ほど業態:失業中(失業手当受給中)現在不動産業者1社に間に入ってもらって自宅の売却手続きを行っています。自宅を高く売れれば、借金を全部返済できると期待していたのですが、実際にお願したところ、この値段では売れないということで2回値段を下げました。この値段だと借金を全て返すことは無理なのですが、自宅を処分しないと住宅ローンの支払いが大変なので、やむを得ず値段を下げました。このように2回目の値下げをしてから1ヶ月が経とうとしていますが、売れそうな気配がありません。本当は自宅を売って、引っ越しも済ませてから弁護士さんに借金整理をお願いしようと考えていたのですが、自宅売却の目処が立ちませんので相談に来ました。これまでは、貯蓄を取り崩しながら借金の返済を続けてきたのですが、もう預金も尽きてきましたし、失業手当のお金だけでは借金の返済などとてもできませんので、正式に借金の整理をお願いします。借金の整理をする中で自宅をどのように売却していくのかが分かりませんので、今後の手順についても教えてください。私の方ではいつでも引っ越しができるように私物の整理は進めているところです。秦弁護士に不動産売却の件を全てお任せできるのであれば安心なので、是非お願いします。ただ、これまで2回値段を下げていますが、ようやく最近お客様の案内が少しあっただけなので、もう少しさらに値段を下げなければいけないんじゃないかと心配しています。これ以上値段を下げてしまいますと住宅ローンすら返しきれなくなってしまいますので、少しでも高く売れたらと思っています。この借金の問題もあって不眠がちになっていますので、借金問題を解決して、安心した生活を取り戻したいと考えています。
借金の整理の方法として大きく3つの方法があるということはわかりましたが、現在失業中なので、改めて破産手続きを取ってほしいと思いました。秦弁護士に不動産売却の取りまとめをお願いしたら、お願いする前の値段よりも200万円近く高く売却できたので感謝しています。このような値段で売却できたので、住宅ローンをすべて返済しても、余剰金が出ましたので、必要な範囲で転職活動中の生活費としてありがたく使わせてもらいました。自宅が売れないことで、私はいつまでもこの場所から離れられないという強い不安感がありましたが、自宅が売れたことで新たな一歩を踏み出せるようで安心しました。転職活動をしながら、破産資料の準備等をすることは大変でしたが、秦弁護士より的確なアドバイスを受けながら準備することが出来ました。不動産売却金の残りがありましたので、同時廃止手続きで進めることはできなかったのですが、事前にしっかりと準備していたおかげで破産管財人からの質問にも円滑に答えることが出来ました。破産手続きを取っている中で転職先も決まりましたので、人生をやり直すつもりで頑張っていきたいと思います。
不動産の売却については、私自身が破産管財人の立場で売却活動を行うこともありますので、そのようなノウハウをもって売却手続きを踏むことが出来ました。当初相談を受けた時には、2回も値段を下げているということでしたので、それほど高額での売却は期待できないのではないかと不安視していましたが、複数の不動産業者を競わせることで当初の予定よりも200万円程度高額で売却することが出来ました。この200万円を全てご本人の生活費に回すことはできないのですが、引っ越し代や、失業中の生活費としては十分な額を活用できたので、ご本人も安心して転職活動に臨むことが出来たのではないかと思います。破産の申し立てをする際には、事前に不動産を売却せずに、破産管財人に不動産売却を任せてしまいという進め方をする弁護士もいますが、この方法だと依頼者のデメリットが大きいと思います。なぜなら、事前に売却しておかなければ、依頼者は現金を確保したまま破産に進めませんから、今後の生活費の確保という点で大きな違いが出るからです。このように話をしますと、「弁護士に不動産売却をお願いすると別料金がかかるのですか?」と心配なさる方もいますが、破産手続きのオプションということで処理しますので、私は別料金をいただいておりません。このように事前売却することでご依頼者様の今後の生活安定に大きな差が出てきますので、私は積極的に事前売却に取り組んでいます。今回のケースでは不動産売却によって余剰金が出ましたので、少額管財手続きを取ることは避けられませんでした。ご本人は管財人の前でどのようなことを質問されるのかといったことを随分心配されていましたので、破産の立書類に書き込める内容はすべて書き込むようにして、管財人との面接時の負担を極力軽減するように努めました。このような準備もありまして、破産管財人からは借金が増加した原因などの簡単な質問しかなく、ご本人も安心されているようでした。破産を申請する前に自宅の売却を完了し、ご本人の引っ越しも完了しておりましたので、破産申し立て後はそれほど難しい手続きもなく2か月半ほどで免責にまでこぎつけることが出来ました。