この事例の依頼主
40代 女性
借金の額:約400万円業者の数:7社ほど業態:看護師暴言がひどく、夜の生活にも異常なものを感じる夫とは離婚したいのですが、夫との生活の中で発生した借金があり、その整理もしたいと考えています。正直に言いますと、夫と一緒の生活はもう耐えられないので、早く離婚したいのですが、借金の問題と離婚の問題どちらを先に進めていけばいいのかが分かりません。借金の原因は、子供たちの教育費が半分くらいですが、残りの半分は、夫が転職を繰り返して収入が少ないおかげで、生活費が足りなくなったことが原因です。夫の怠惰な性格が原因で借金になっていますので、その分を夫に請求することはできないのでしょうか。子供が3人いて、学費などもかかりますので、看護師収入だけでは生活していくのがやっとの状況です。そのため、破産するしかないと思うのですが、破産すると看護師の仕事を続けられなくなってしまうのではないか、勤め先の病院に破産のことを知られてしまうのではないかと心配しています。離婚の問題と借金整理の問題をスムーズに解決できる手順で、しっかりと解決をお願いします。
看護師資格がなくなってしまいますと収入の道がなくなってしまいますので、破産することと看護師資格のことが一番気がかりだったのですが、破産しても看護師資格がなくならないという話を聞き安心しました。また、破産することは官報に載ってしまうとのことですが、通常の民間病院等では官報の確認をすることはまずないということで、実際にも、私の勤め先にもバレずに手続することが出来ました。離婚問題と破産問題については、私の方で借金の支払いをストップさせている間に、慰謝料を獲得できる可能性があるなら、離婚の問題を先に処理したほうが良いとのことでしたので、秦弁護士を通して協議離婚の手続きを取ってもらいました。しかし、夫は返答すらしないという期間が2,3か月間続きました。また、夫にはめぼしい財産もありませんでしたので、離婚の際に大きなお金を取ることは難しいと感じました。また、離婚の手続きが遅れていくうちに、金融業者からの催促がひどくなってきましたので、私の方で金融業者の支払いをストップしたままにしておくことが難しくなってきました。そこで、離婚については、今後調停を起こさなければならないと分かった段階で、破産手続きを先行させる形に変更してもらい、早急に破産をして借金の問題をまずは決着してもらいました。破産の手続きについては、少額管財手続きになってしまいますと解決が遅くなりそうでしたし、正直に言いますと、少額管財に必要な20万円の支出が経済的に厳しかったものですから、何とか秦弁護士には同時廃止手続きで進めてもらうよう強くお願いしました。弁護士との事前の調整は大変でしたが、徹底的に事前準備したおかげで、同時廃止で手続きを進めることが出来ました。無事借金の問題が解決しましたので、離婚調停を起こしてもらったのですが、夫は裁判所に来ることもなく、その対応には驚きました。その後、離婚裁判を起こしてもらったのですが、こちらは、半年ほどで和解で解決することが出来ました。残念ながら、夫にはめぼしい財産がないということでほとんどお金をもらうことはできませんでしたが、とりあえず離婚にこぎつけることが出来て感謝しています。秦弁護士は離婚を専門に扱っているとのことですが、借金の問題についても取り組んでいましたので、同じ弁護士に両方の問題をしっかりと対応してもらって感謝しております。
破産を申し立てますと、一定の仕事の制限がかかるのですが、看護師資格は破産手続きの影響を受けませんので、その話をして、ご本人には安心してもらいました。離婚と破産の問題についてどちらを先に処理したほうが良いかはケースバイケースです。今回のケースではご本人が既に借金の支払いを2,3か月滞っていた状態でしたので、もうしばらくは滞らせたままにしておいても耐えられるとのことでしたし、慰謝料を請求できるケースでしたので離婚問題を先に処理することにしました。残念ながら夫側はこちらからのコンタクトを無視し続けましたので、致し方なく破産の処理を先行する形に進め方を変更した対応しました。もちろん、離婚問題を後回しにすると言っても、別居は先行させ、ご本人の身の安全・安心は確保した状態で手続きを進めました。一口の破産と言いましても、破産管財人がついて多少期間がかかる手続き(少額管財手続き)と破産管財人がつかなくて済む同時廃止手続きがあります。イメージをつかみやすいように、私の方からは、少し手間がかかるコースが少額管財コースで、さほど手間がかからないコースが同時廃止コースと説明することがあります。少額管財になりますと、管財人にかかる費用として20万円を納めなければならなくなりますので、ご本人の負担が大きいです。そのため、私としては極力同時廃止で手続きできるよう尽力するようにしています。今回のケースでは、ご本人が少しでも収入がいい病院で働くべく転職を繰り返いしておりまして、転職の都度取引銀行を変えていましたので、通帳の数がかなり多数に上りました。破産の申し立ての際には、裁判所も特に預金の動きには注目することが多いものですから、裁判所から質問されそうな部分等については徹底的に準備を重ねたうえで破産の申し立てをしました。事前の準備が奏功し、手続きとしては同時廃止の手続きで破産手続きを完了させることが出来ました。